ゴーストオブツシマ(Ghost of Tsushima)プレイレビュー|物語と暗殺が刺さる侍アクションの傑作



結論から言うと、ゴーストオブツシマ(Ghost of Tsushima)は物語重視・ステルスプレイが好きな人にはかなり刺さる作品です。
まとめると以下のような感じ。
- 暗殺主体のプレイがとにかく楽しい
- 主人公の葛藤を描くストーリーが深い
- 刀一本の戦闘に物足りなさを感じる人には合わない可能性あり
プレイ時間目安:50〜100時間以上
難易度:普通(アクションが苦手でも調整可)
おすすめ度:★★★★★★★★★☆(9/10)
良かった点!

以下、ゴーストオブツシマをプレイして、実際に僕が面白かったと思える点をまとめています。
暗殺アクションがとにかく楽しい
Ghost of Tsushimaで一番印象に残ったのは、暗殺の気持ちよさです。
- 敵の視線を避けながら背後に回り、首をかき切るスリル
- 屋根や高所から一気に飛び降りて決める暗殺の爽快感
- 敵が多い拠点でも、1人ずつ静かに排除していく攻略感
レベルアップによって暗殺スキルを上げることができるため、面白さもアップしていきます。
正面から斬り合う武士プレイも可能ですが、ステージに配置された敵をステルスで一体一体制圧していく攻略感はかなり強いです。
武士道と冥人の葛藤・物語の奥深さ
物語面も非常に印象に残りました。
主人公・境井仁は、
- 正々堂々戦う「武士」として生きてきた人物
- しかし、圧倒的なモンゴル軍を前に邪道(冥人)の道を選ぶ
そして物語が進むにつれ、
- 民を救うために卑怯な手段を取る主人公と
- 武士道を重んじる志村(親のような存在)との価値観のズレ
- 最終的には、志村との決定的な対立
「正しさとは何か」を突きつけられる展開が続き、終盤の選択はかなり重く、記憶に残ります。
微妙だった点…

以下、プレイして『う~ん…』と感じた点についてまとめています。
武器は基本的に刀のみ
戦闘の中心は、最初から最後までほぼ刀一本です。
- 「月の型」「風の型」など構えによる変化はある
- ただし槍や斧など、武器そのものの変更はできない
そのため、ビルドや武器差で戦い方を変えたい人には単調に感じる可能性があります。
主人公や登場人物のビジュアルは好みが分かれる
リアル寄りな表現なので、
- 派手で分かりやすい “イケメン主人公” を求める人
- キャラデザ重視の人
には刺さらないかもしれません。
ただし、世界観には非常に合っており、味のある表現ではあります。
プレイして分かった「買う前に知っておきたいこと」
私が購入前に知っておきたかったことをまとめてみます。
戦闘は後半やや慣れが出る
序盤〜中盤は、戦闘の緊張感や新鮮さが強く、とても面白いです。
ただし、型やスキルが一通り揃ってくると、戦い方がある程度パターン化し、後半は作業的に感じることも。
そのため、戦闘そのものの奥深さを求める人よりも雰囲気・ストーリー・世界観を楽しめる人のほうが、最後まで満足しやすい印象です。
ストーリーは重め
これは良い点でもあるのですがゴーストオブツシマ(Ghost of Tsushima)の物語は、爽快さや軽さよりも「葛藤」「選択」「犠牲」といったテーマを重視しています。
主人公が置かれる立場や決断は、プレイヤーの価値観にも踏み込んでくるため、人によっては心に強く残る反面、「気軽に遊びたい」「明るい物語が好き」という人には少し重く感じる可能性があります。
こんな人におすすめ / おすすめしない人
おすすめな人
- 侍・時代劇の世界観が好き
- ステルスプレイが好き
- 重厚なストーリーを楽しみたい
- 一本道ではない攻略をしたい
おすすめしない人
- 多彩な武器で遊びたい
- 爽快な無双系アクションを求めている
- 軽くサクッと遊びたい
総評

- プレイ時間:220時間
- 難易度:普通
- 総合評価:★★★★★★★★★☆(9/10)
侍の世界観と物語に没頭したいなら間違いない一作。
侍という題材、圧倒的に美しい世界、そして「武士」と「冥人」の間で揺れる物語。
「映画を1本見る感覚」で世界観と物語を味わいたい人には、遊んで損のない一本です。
次作『ゴースト・オブ・ヨウテイ』もリリースされていますが、シリーズを追いたい人はプレイする価値が十分にあります。




