龍が如く3 REMASTERED レビュー|初プレイ向け、再プレイは慎重に【4/10】


初プレイなら楽しめるのかも気になる…。

ただし、評価を大きく左右するのは「峰義孝」というキャラに刺さるかどうかかな。
逆に、すでに遊んだことがある人は慎重に考えたほうがいいかも。
結論から言うと、『龍が如く3 REMASTERED』はシリーズ未プレイ、または初めて龍が如く3に触れる人向けの作品であり、峰義孝という“強烈なキャラクター”に惹かれるかどうかで評価が決まる一本です。
物語やシステム自体はリマスターらしく大きな変化はありませんが、峰義孝というキャラクターの存在感は非常に強く、「龍が如く3といえば峰」と言えるほど印象に残ります。
一方で、すでにオリジナル版を遊んでいる人にとっては目新しさはほとんどなく、再プレイの必要性は低め。
思い入れがあるかどうかで評価が大きく分かれる作品です。
プレイ時間目安:15~20時間
難易度:普通
おすすめ度:★★★★☆☆☆☆☆☆(4/10)
その他:龍が如く3のリマスター作品
良かった点

峰義孝というキャラクターの完成度が非常に高い
- 最初はそこまで目立つ存在ではない
- 物語が進むにつれて、知性と暴力性を併せ持つ人物像が浮き彫りになる
- 冷徹さの裏に、堂島大吾への忠誠心と信頼がある
峰義孝は、いわゆる「最初から分かりやすく強い敵」ではありません。
むしろ能ある鷹は爪を隠すタイプのインテリヤクザ。
しかし物語が進むにつれて、
- 知的で計算高い一面
- バキバキの武闘派としての顔
- 孤児として育ち、努力で地位と富を築いた過去
といった要素が少しずつ明らかになります。
冷徹さと人間臭さ、忠誠心と狂気が同居しており、単なる悪役ではなく「理解できてしまう敵」として描かれている点が印象的でした。
超追い打ちの極みが派手で爽快
- ボス敵がダウンした瞬間に叩き込む強力な追撃技
- ダメージの大きさと演出の派手さが気持ちいい
バトル面では、「超追い打ちの極み」が特に印象に残ります。
敵がダウンした隙を逃さず叩き込む一撃は、演出・威力ともに派手で、シンプルながら爽快感があります。
微妙だった点

リマスターとしての新鮮味はほぼない
- すでにオリジナル版を遊んでいると目新しい要素がない
- システムや展開に大きな変化は感じられない
本作はあくまで「リマスター」であり、ストーリーやゲーム体験そのものが大きく変わるわけではありません。
そのため、すでに龍が如く3を一度プレイしている人にとっては、正直なところ新鮮味は薄めです。
再プレイを強くおすすめできる作品ではない
- 思い入れがない場合、もう一度遊ぶ理由が見つかりにくい
- 懐かしさや峰義孝への強い印象がないと評価は下がりがち
「もう一度あの物語を体験したい」
「峰義孝が好きで再度味わいたい」
こうした動機がない限り、無理に再プレイする必要はないと感じました。
おすすめする人 / おススメしない人
おススメする人
- 龍が如く3を未プレイの人
- 峰義孝のような強烈な敵キャラに惹かれる人
- シリーズを時系列で追いたい人
おすすめしない人
- すでに龍が如く3を遊んだことがある人
- リマスターに新要素や大きな変化を求める人
- 再プレイに明確な理由を求める人
総評

プレイ時間:20時間
難易度:普通
おすすめ度:★★★★☆☆☆☆☆☆(4/10)
その他:龍が如く3のリマスター作品
『龍が如く3 REMASTERED』はシリーズ特有の複雑な物語ゆえに、後から振り返ると「あれ?結局どういう話だったっけ?」となりがちです。
それでも、峰義孝というキャラクターの存在感が非常に強く「龍が如く3といえば峰」という記憶が残ります。
ただし、リマスターとしての変化は少なく、一度遊んだ人にとっては再プレイ必須とは言えません。
初プレイなら価値はあるが、再プレイ前提での購入は慎重に判断したい一本。
そんな立ち位置の作品でした。










