龍が如く0は面白い?60時間遊んだ正直レビュー|桐生と真島の“原点”が分かる最高のストーリー


シリーズ未プレイでも楽しめるのかも気になってて…。

ただ、特に刺さるのは“桐生と真島を知っている人”かな。
2人がどうやって“伝説の男”になったのかが分かるから、物語重視なら間違いなくおすすめ。
結論から言うと、『龍が如く0 誓いの場所』は桐生と真島の“原点の物語”を楽しみたい人に強く刺さる作品です。
まとめると以下のような感じ。
- 桐生と真島が “なぜ異名で語られる人物になったのか” が深く分かる
- 下積み時代から成り上がっていくドラマがとにかく熱い
- 最強技の習得にサブストーリー必須で、育成面に少し手間あり
プレイ時間目安:20~30時間
難易度:普通(アクションが苦手でも調整可)
おすすめ度:★★★★★★★★☆☆(8/10)
良かった点!

桐生と真島の両雄は、これまでの作品では登場した時点で “最強としてそこにいる二人” でしたが、本作ではまだ下積み時代。
「カーストの最下層より少し上」程度の立ち位置で必死に生きている姿が描かれるため、彼らが“成り上がっていく瞬間”に強い説得力が生まれます。
桐生が「堂島の龍」、真島が「嶋野の狂犬」と呼ばれるに至った経緯を、ドラマティックに体験できます。
なぜ面白いのか?
過去作を知っていると特に「ああ、だから彼はこういう男だったのか」という納得感が積み重なります。強さの理由、狂気の裏側、覚悟の根っこなどなど。
そのすべてが語られるため、シリーズのファンほど胸が熱くなる内容。
四面楚歌からの突破劇がとにかくカッコいい
当作品では物語を進めていくにつれて、桐生も真島もどんどん立場が悪化し、追い詰められ続けます。
それでも彼らは諦めず、抗い、立ち上がり、困難を蹴散らして前に進む。
その姿が本当にカッコよく、物語への没入感が強まりました。
微妙だった点…

以下、プレイして『う~ん…』と感じた点についてまとめています。
最強技の解放がサブストーリー必須で少し面倒
本作では、桐生・真島それぞれが最強クラスの技を習得するために、決まったサブストーリーを進める必要があります。
サブストーリー自体はクオリティが高く、やってみると楽しめるものが多いのですが、「これをやらないと技を覚えられないの?」という義務感が生まれてしまう瞬間もありました。
そのため、メインストーリーを中心にテンポよく進めたい人にとっては、育成面で少し足を止められる感覚があるかもしれません。
どういう人には合わない?
以下に該当するタイプは、技習得の手間を煩わしく感じる可能性があります。
- 寄り道やコツコツ進める作業が好きではない人
- バトルで早い段階から強さを求めたい人
こういったプレイヤーは、強化に必要な工程が負担になりやすく、「面白いストーリーを味わいたいだけなのに、育成で止められる…」という不満に繋がるかもしれません。
こんな人にはおススメ / おススメしない
おススメな人
- 龍が如くシリーズを既に遊んだことがある人
- 桐生や真島の“人物像の深掘り”に興味がある人
- 成り上がり・逆境からのドラマが好きな人
- ストーリー重視の作品が好きな人
おススメしない人
- バトル育成が面倒に感じる人
- サブストーリーを挟むテンポが苦手な人
- すぐ最強になりたいタイプのプレイヤー
総評

- プレイ時間: 約60時間
- 難易度: 普通
- おすすめ度:★★★★★★★★☆☆ (8/10)
シリーズの原点を知るうえで、これ以上の作品はない。
桐生と真島がどのように“伝説の存在”になっていくのか──?
そのドラマが丁寧かつ熱量たっぷりに描かれ、シリーズファンにとって必見の一本です。
ストーリーは文句なしに面白く、演出も魅力的。
一方で育成の手間があるため万人向けとは言えないが、それを補って余りあるほどの「キャラクターの魅力」や「物語の重さ」があります。
過去作から二人を知っているプレイヤーなら、プレイして損はない作品と言えるでしょう。






