ゲムまよちゃん
ゲムまよちゃん
龍が如く0って“面白い”ってよく聞くけど、実際どうなの?
シリーズ未プレイでも楽しめるのかも気になってて…。

Himote
Himote
面白いよ!
ただ、特に刺さるのは“桐生と真島を知っている人”かな。
2人がどうやって“伝説の男”になったのかが分かるから、物語重視なら間違いなくおすすめ。

結論から言うと、『龍が如く0 誓いの場所』は桐生と真島の“原点の物語”を楽しみたい人に強く刺さる作品です。

まとめると以下のような感じ。

  • 桐生と真島が “なぜ異名で語られる人物になったのか” が深く分かる
  • 下積み時代から成り上がっていくドラマがとにかく熱い
  • 最強技の習得にサブストーリー必須で、育成面に少し手間あり

プレイ時間目安:20~30時間
難易度:普通(アクションが苦手でも調整可)
おすすめ度:★★★★★★★★☆☆(8/10)

良かった点!

桐生と真島の両雄は、これまでの作品では登場した時点で “最強としてそこにいる二人” でしたが、本作ではまだ下積み時代。

「カーストの最下層より少し上」程度の立ち位置で必死に生きている姿が描かれるため、彼らが“成り上がっていく瞬間”に強い説得力が生まれます。

桐生が「堂島の龍」、真島が「嶋野の狂犬」と呼ばれるに至った経緯を、ドラマティックに体験できます。

なぜ面白いのか?

過去作を知っていると特に「ああ、だから彼はこういう男だったのか」という納得感が積み重なります。強さの理由、狂気の裏側、覚悟の根っこなどなど。

そのすべてが語られるため、シリーズのファンほど胸が熱くなる内容。

四面楚歌からの突破劇がとにかくカッコいい

当作品では物語を進めていくにつれて、桐生も真島もどんどん立場が悪化し、追い詰められ続けます。

それでも彼らは諦めず、抗い、立ち上がり、困難を蹴散らして前に進む。

その姿が本当にカッコよく、物語への没入感が強まりました。

微妙だった点…

以下、プレイして『う~ん…』と感じた点についてまとめています。

最強技の解放がサブストーリー必須で少し面倒

本作では、桐生・真島それぞれが最強クラスの技を習得するために、決まったサブストーリーを進める必要があります。

サブストーリー自体はクオリティが高く、やってみると楽しめるものが多いのですが、「これをやらないと技を覚えられないの?」という義務感が生まれてしまう瞬間もありました。

そのため、メインストーリーを中心にテンポよく進めたい人にとっては、育成面で少し足を止められる感覚があるかもしれません。

どういう人には合わない?

以下に該当するタイプは、技習得の手間を煩わしく感じる可能性があります。

  • 寄り道やコツコツ進める作業が好きではない人
  • バトルで早い段階から強さを求めたい人

こういったプレイヤーは、強化に必要な工程が負担になりやすく、「面白いストーリーを味わいたいだけなのに、育成で止められる…」という不満に繋がるかもしれません。

こんな人にはおススメ / おススメしない

おススメな人

  • 龍が如くシリーズを既に遊んだことがある人
  • 桐生や真島の“人物像の深掘り”に興味がある人
  • 成り上がり・逆境からのドラマが好きな人
  • ストーリー重視の作品が好きな人

おススメしない人

  • バトル育成が面倒に感じる人
  • サブストーリーを挟むテンポが苦手な人
  • すぐ最強になりたいタイプのプレイヤー

総評

  • プレイ時間: 約60時間
  • 難易度: 普通
  • おすすめ度:★★★★★★★★☆☆ (8/10)

シリーズの原点を知るうえで、これ以上の作品はない。

桐生と真島がどのように“伝説の存在”になっていくのか──?
そのドラマが丁寧かつ熱量たっぷりに描かれ、シリーズファンにとって必見の一本です。

ストーリーは文句なしに面白く、演出も魅力的。

一方で育成の手間があるため万人向けとは言えないが、それを補って余りあるほどの「キャラクターの魅力」や「物語の重さ」があります。

過去作から二人を知っているプレイヤーなら、プレイして損はない作品と言えるでしょう。