龍が如く極2 レビュー|爽快バトルと郷田龍司は魅力だが人を選ぶ作品?


バトルが爽快って聞く一方で、操作が難しいって声もあって…。
買って後悔しないか正直なところが知りたいな。

爽快感や演出はかなり強いけど、操作感にはクセもある。
じゃあどんな人なら楽しめるのかを含めて、結論から話すね。
結論から言うと『龍が如く 極2』は、戦闘の爽快感と郷田龍司という強烈なキャラクターを楽しめる一方で、操作感にクセもある“好みが分かれる作品”です。
シリーズらしい分かりにくさは相変わらずですが…、郷田龍司の存在感が非常に強く、
「話は細かく覚えていないけど、あの敵は印象に残っている」
そんな体験ができる一本でした。
プレイ時間目安:20~30時間
難易度:普通
おすすめ度:★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
その他:郷田龍司というキャラクターの印象が非常に強く残る作品
良かった点

爽快感のあるバトル演出がとにかく気持ちいい
龍が如くシリーズ特有の、特定の状況で発動するヒートアクションは、敵に大ダメージを与えつつ派手な演出が入り、成功したときの爽快感が強いです。
特に印象に残ったのは以下のような技
- 担ぎ虎落としの極み
→掴んだ敵を足払いで倒し、さらに別の敵を担ぎ上げて叩き落とす流れが豪快 - 豪快投げの極み
→掴み状態から敵を投げ飛ばし、別の敵にぶつける演出が気持ちいい - アルティメットヒートモード・フィニッシュブロウ5
→顔面への高速連打から蹴り飛ばすまでの流れが非常に派手
また、ヒートアクション以上にダメージと演出が強烈な超追い打ちの極みも魅力的です。
- 連続追討ちの極み
→ボス(林弘)を左右の連続フックで徹底的に叩き込む - 真・虎落としの極み
→飛びかかってくる虎に、眉間へのカウンター一閃を叩き込む瞬間が最高 - 閂追打ちの極み
→郷田龍司との戦いで見せる、締め上げからの連続頭突きと投げ飛ばしが強烈
ボス戦では特に「決まった時の快感」が大きく、戦闘を支えている最大の魅力だと感じました。
郷田龍司がとにかく魅力的
- 大胆さ
- 男気
- 圧倒的な迫力
どれを取っても存在感があり、物語全体が多少分かりにくくても「郷田龍司との対立」という軸がはっきり残ります。
龍が如くシリーズは話が複雑で、後から振り返ると「結局どんな話だったっけ?」となりがちですが、本作は「郷田龍司のやつ」という印象が強く残るのが大きなポイントです。
微妙だった点

戦闘時の操作感にクセがある
- 敵に向かって走ると、桐生が地面を滑るような挙動になる
- 思った位置に止まりづらく、細かい操作がしにくい場面がある
爽快な演出が多い一方で、「操作していて気持ちいいか?」という点では少し引っかかりました。操作感にシビアさを求める人には、違和感が残るかもしれません。
モブ敵のガードがストレスになることがある
- 通常攻撃をしっかりガードされると、こちらの攻撃の流れが止まる
- ボス相手なら納得できるが、モブ敵相手でも頻繁に起こる
攻撃のリズムが崩されることで、「流れを止めるなよ…」という感情が正直ありました。
爽快感を重視する人ほど、この点は気になりやすいと思います。
向いている人 / 向いていない人
向いている人
- 派手な必殺技や演出のあるバトルが好き
- ボス戦での爽快感を重視したい
- 強烈なライバルキャラがいる作品が好き
- 多少の操作のクセは気にしない人
向いていない人
- 戦闘操作の快適さを最優先したい人
- モブ敵との戦闘でもスムーズな流れを求める人
- ストーリーをシンプルに理解したい人
総評

- プレイ時間: 約31時間
- 難易度: 普通
- おすすめ度:★★★★★★☆☆☆☆ (6 / 10)
- その他: 郷田龍司というキャラクターの印象が非常に強く残る作品
『龍が如く 極2』は、戦闘の気持ちよさと操作のしにくさが表裏一体の作品だと感じました。
ヒートアクションや超追い打ちの極みが決まったときの爽快感は確かに魅力的で、ボス戦ではシリーズの中でも印象に残る体験ができます。
一方で、操作感やモブ敵のガードによるストレスもあり、誰にでも手放しでおすすめできる作品ではありません。
購入を迷っている方は、
- 爽快感を取るか
- 操作の快適さを取るか
この点を基準に判断すると、自分に合うかどうか見えやすくなるはずです。









